固形ボディソープで始める海にやさしい生活
毎日のバスタイムで何気なく使っているボディソープ。実は、その選び方ひとつで海の環境を守ることができることをご存じでしょうか。
Ethical&SEA(エシカルシー)は、海や地球環境に配慮したアイテムを取り揃えるセレクトショップです。プラスチックフリーやオーガニック、ヴィーガンなど、環境に寄り添った商品を通じて、自分も周りも地球も心地よい選択ができる場所を目指しています。今回は、そんな地球にやさしい暮らしの第一歩として、固形ボディソープ(バーソープ)の魅力についてお伝えします。
液体ボディソープから固形石鹸への切り替えが注目される理由
近年、環境問題への関心の高まりとともに、液体ボディソープから固形石鹸へと切り替える人が増えています。その背景にあるのが、深刻化する海洋プラスチック問題です。
環境省の報告によると、世界全体で年間約800万トンものプラスチックごみが海に流出していると推計されています(環境省:海洋プラスチックごみ問題について)。このまま対策を取らなければ、2050年には海洋中のプラスチックごみの量が魚の量を超えるとも言われています。
液体ボディソープの多くは、プラスチックボトルに入って販売されています。詰め替え用パックを使っても、その袋自体がプラスチック製であることがほとんどです。一方、固形石鹸は紙や最小限の包装で販売されることが多く、プラスチックごみの削減に直接つながります。
また、固形石鹸は液体ボディソープに比べて長持ちすることも大きな魅力です。一般的に、100gの固形石鹸は250ml~300mlの液体ボディソープと同等かそれ以上の使用回数があると言われています。つまり、ボトルの買い替え頻度が減り、ごみの排出量も自然と少なくなるのです。
さらに、固形石鹸は製造過程でも環境負荷が少ない傾向にあります。液体ボディソープは水分が多く含まれるため、輸送時の重量が重くなり、それに伴うCO2排出量も増加します。固形石鹸は軽量でコンパクトなため、輸送効率が良く、環境への負担を抑えられるのです。
固形ボディソープ(バーソープ)が環境にやさしい理由
固形ボディソープ、いわゆるバーソープが環境にやさしいと言われる理由は、プラスチック削減だけにとどまりません。
まず注目したいのが、オーシャンフレンドリーな成分です。多くの液体ボディソープには、泡立ちを良くするための合成界面活性剤や防腐剤、香料などが含まれています。これらの化学成分は、排水として海に流れ出た際、海洋生物や珊瑚に悪影響を与える可能性が指摘されています。
一方、植物由来の天然成分を使った固形石鹸は、生分解性が高く、環境中で分解されやすい特徴があります。特に、パーム油、ココナッツオイル、オリーブオイルなどの植物性油脂を使用した石鹸は、海に流れても自然に還りやすいため、海洋環境への負荷を最小限に抑えることができます。
また、動物由来の成分を使わないヴィーガン処方の固形石鹸も増えています。動物性原料の生産は、環境負荷が高いと言われており、植物由来の成分を選ぶことは、間接的に地球環境の保護につながります。
さらに、パッケージにも工夫が見られます。多くの環境配慮型の固形石鹸は、紙製の包装や、包装を最小限にした「裸売り」スタイルで販売されています。中には、石鹸を購入する際に容器を持参して量り売りで購入できるお店もあり、ゼロウェイストな暮らしを実践する人たちから支持を集めています。
泡立てネットで変わる固形石鹸の使い心地
「固形石鹸は泡立ちが悪い」「使い心地がいまひとつ」というイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、泡立てネットを使うことで、その印象は大きく変わります。
泡立てネットは、少量の石鹸と水で、きめ細かくふわふわの泡を作ることができる便利なアイテムです。液体ボディソープのようなクリーミーな泡を、固形石鹸でも簡単に作ることができます。
使い方はとてもシンプルです。まず、泡立てネットを水で濡らし、軽く水気を切ります。そこに固形石鹸を数回こすりつけ、ネットを両手で挟んで空気を含ませるようにクシュクシュともみ込みます。すると、わずか10秒ほどで、たっぷりの泡が完成します。
この泡を使って体を洗うと、肌への摩擦が減り、やさしく洗い上げることができます。薬機法上、化粧品である固形石鹸には「(汚れを落とすことにより)皮膚を清浄にする」「皮膚を健やかに保つ」という効能が認められています。きめ細かい泡は、毛穴の汚れまですっきりと落としながら、肌をすこやかに保つ手助けをしてくれます。
また、泡立てネットを使うことで、石鹸の使用量を抑えられるというメリットもあります。直接体に石鹸をこすりつけるよりも、泡立てネットを経由した方が少量で済むため、結果的に石鹸が長持ちし、経済的です。
泡立てネット自体も、天然素材のものを選べば、さらにエコフレンドリーです。麻やコットン製のネットは、使い終わった後も土に還すことができ、プラスチック製のネットに比べて環境負荷を大幅に減らせます。
固形石鹸を長持ちさせるコツと保管方法
固形石鹸は液体ボディソープよりも長持ちすると言われていますが、保管方法を工夫することで、さらに使用期間を延ばすことができます。
まず大切なのは、使用後の水切りです。固形石鹸は水分を含むと柔らかくなり、溶けやすくなります。使った後は、石鹸を水で軽く流し、水気を切って、通気性の良い場所で乾燥させることが重要です。
ソープディッシュを使う場合は、水が溜まらない形状のものを選びましょう。底に溝があったり、水切り穴が開いているタイプがおすすめです。また、吸水性の高い珪藻土製のソープディッシュも人気があります。珪藻土は自然素材でできており、石鹸の水分を素早く吸収してくれるため、石鹸を常に乾いた状態に保つことができます。
保管場所も工夫しましょう。浴室は湿気が多いため、使わない時は浴室の外に保管するのが理想的です。洗面所など、風通しの良い場所に置いておくと、石鹸が乾燥しやすく、長持ちします。
複数の石鹸を使い分けている場合は、ローテーションで使うことも効果的です。1つの石鹸を使い続けるのではなく、数日ごとに別の石鹸に切り替えることで、それぞれの石鹸がしっかり乾燥する時間を確保でき、結果的に長持ちします。
また、大きな固形石鹸を購入した場合は、カットして使うのもおすすめです。使う分だけ小さく切り分けておけば、使用中の石鹸が水に触れる面積が小さくなり、溶けにくくなります。残りの石鹸は乾燥した場所で保管しておけば、長期間新鮮な状態を保つことができます。
さらに、石鹸が小さくなって使いづらくなったら、泡立てネットに入れたり、新しい石鹸と一緒に使ったりすることで、最後まで無駄なく使い切ることができます。小さくなった石鹸を集めて、熱で溶かして固め直し、新しい石鹸として再生させるという方法もあります。
ライフスタイルに合わせた固形石鹸の活用方法
固形石鹸は、バスタイムだけでなく、さまざまなシーンで活躍します。ライフスタイルに合わせた使い方を工夫することで、より快適にプラスチックフリーな暮らしを実践できます。
旅行やジムに行く際、固形石鹸は非常に便利です。液体ボディソープのようにボトルが漏れる心配がなく、荷物もコンパクトになります。飛行機の機内持ち込みでも、液体制限を気にする必要がありません。専用のソープケースを使えば、濡れたままの石鹸も安心して持ち運べます。最近では、竹や金属製の持ち運び用ソープケースも増えており、これらもプラスチックフリーな選択として人気があります。
家族で固形石鹸を使う場合は、それぞれの肌質や好みに合わせて複数の種類を用意するのもよいでしょう。敏感肌の方には、シンプルな成分の無香料タイプ、乾燥が気になる方には、保湿成分を含んだタイプなど、家族みんなが心地よく使える環境を整えることができます。薬機法で認められている「皮膚にうるおいを与える」「皮膚の乾燥を防ぐ」といった効能を持つ石鹸を選ぶことで、それぞれの肌を健やかに保つサポートができます。
また、固形石鹸は手洗いにも最適です。洗面所に固形石鹸を置くことで、ハンドソープのプラスチックボトルも削減できます。子どもと一緒に使う場合は、香りや色を選ぶ楽しみもあり、手洗いの習慣づけにもつながります。
さらに、固形石鹸を洗濯に活用する方法もあります。部分洗い用として、襟や袖の汚れに直接石鹸をこすりつけてから洗濯すると、汚れ落ちが良くなります。洗濯用の液体洗剤や柔軟剤のプラスチックボトルを減らしたい方は、固形石鹸を削って洗濯に使用する方法も試してみる価値があります。
このように、固形石鹸は一つあるだけで、バスタイムから手洗い、洗濯まで、暮らしの中の様々な場面でプラスチック削減に貢献できる優れたアイテムなのです。
海を想う暮らしを、毎日のバスタイムから
固形ボディソープへの切り替えは、特別なことではなく、毎日のバスタイムでできる小さな選択です。しかし、その小さな選択が、海洋プラスチックごみの削減や、海洋生物の保護につながっていきます。
泡立てネットを使えば、液体ボディソープと変わらない心地よい使用感を得られますし、適切な保管方法で長持ちさせることができます。プラスチック容器を捨てる回数が減り、ごみ出しの手間も軽減されるという、暮らしの中でのメリットも感じられるでしょう。
Ethical&SEA(エシカルシー)では、オーシャンフレンドリーな固形石鹸をはじめ、環境に配慮したバス&ボディケアアイテムを豊富に取り揃えています。海の健康を守りながら、自分自身も心地よくケアできる商品ばかりです。
あなたも今日から、泡立てネットと固形石鹸で、海にやさしいバスタイムを始めてみませんか。全国の店舗、またはオンラインストアでお気に入りの一品を見つけて、地球を想う暮らしの第一歩を踏み出してみてください。小さな選択が、大きな未来を変える力になります。






