手荒れに悩む人へ。植物性オイルのハンドクリームとは
毎日の手洗いやアルコール消毒、食器洗いをくり返しているうちに、いつのまにか手がガサガサになっていた——そんな経験、ありませんか?
Ethical&SEA(エシカルシー)は、「自分にも家族にも、そして地球にもやさしいアイテムが気軽に手に入る」をコンセプトに、オーガニックやヴィーガン、プラスチックフリーにこだわったアイテムをセレクトしているショップです。そのなかでも、近年とくに注目度が高まっているのが「クリーンビューティー」の観点から選ばれたハンドクリームやハンドケアアイテムです。
「ハンドクリームはドラッグストアで買えばいい」と思っている方も多いかもしれません。でも実は、成分の選び方や使い方次第で、手肌へのアプローチの仕方はずいぶん変わってきます。この記事では、手荒れが気になる方に向けて、クリーンビューティーな視点からハンドケアを考えるヒントをお届けします。
アルコール消毒と家事が手肌を乾燥させるしくみ
新型コロナウイルス感染症の流行以降、アルコール消毒はすっかり日常の習慣として定着しました。外出先でのジェルや、帰宅後の手洗いなど、一日のなかで手を洗ったり消毒したりする回数は以前と比べて大幅に増えた方がほとんどではないでしょうか。
そもそも、なぜアルコール消毒や手洗いで手が荒れやすくなるのでしょうか。
手の皮膚の表面には「皮脂膜」と呼ばれる薄い膜があり、これが肌の水分蒸発を防いでいます。ところが、アルコールや界面活性剤を含む石けんを使うと、この皮脂膜まで一緒に洗い流されてしまいます。繰り返すうちに皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなったり、水分が逃げやすくなったりしてしまうのです。
さらに、家事での水仕事も同様です。水そのものが肌に触れることで一時的に保水されるように感じますが、乾燥した室内でのその後の蒸発によって、もともと持っていた水分まで奪われてしまうことがあります。洗い物の際に使う洗剤も、素手で使えば皮脂を落としすぎてしまうリスクがあります。
このように、現代の生活スタイルは意図せず手肌にとって厳しい環境が重なりやすくなっています。だからこそ、意識的なハンドケアが大切になってくるのです。
「尿素配合」より「植物性オイル」?クリーンビューティーが注目される理由
ハンドクリームの成分として昔からよく知られているのが「尿素」です。尿素は角質を柔らかくするはたらきがあるとされており、医薬品・医薬部外品の分野でも長く使われてきた成分です。「ひび割れやかかとのガサつきに効く」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
一方で近年、尿素を使わずに植物性オイルや植物由来成分を中心にした「クリーンビューティー」のハンドクリームが人気を集めています。クリーンビューティーとは、石油由来の成分や合成化学物質をなるべく使わず、自然由来の原料を中心に作られた化粧品・スキンケアアイテムのことを指します。
クリーンビューティーへの関心が高まっている背景のひとつに、消費者の意識の変化があります。消費者庁の調査によれば、エシカル消費(人や社会、環境に配慮した消費行動)への興味は2016年から2019年にかけて約64%増加したとされており(参照:消費者庁「倫理的消費(エシカル消費)」)、成分や製造背景まで気にする消費者が国内でも着実に増えています。
また、英国の小売大手Co-Opのデータでは、英国のエシカル消費市場は2021年に1,220億ポンド(約19兆円)に達したと報告されており、エシカルな化粧品の売上高は前年比11%増を記録しています。こうした世界的な潮流は、日本のコスメ市場にも徐々に影響を与えています。
植物性オイルが注目される理由は、単に「天然だから安心」という漠然としたイメージだけではありません。ホホバオイルやシアバター、アルガンオイルなど、植物由来のオイルは分子構造が皮膚の皮脂に近いものも多く、肌になじみやすいとされます。皮膚の乾燥を防いだり、皮膚にうるおいを与えたりするという化粧品本来のはたらきをシンプルに実現する成分として、改めて評価されているのです。
植物性オイルのハンドクリームが手肌のケアに向いている理由
植物性オイルを配合したハンドクリームが手肌のケアに向いているといわれるのには、いくつかの理由があります。
皮膚のうるおいを守る「フタ」のはたらき
植物性オイルの多くは、皮膚の表面に薄い膜を形成し、水分の蒸発を防ぐはたらきをします。これは「エモリエント効果」と呼ばれ、化粧品の効能として「皮膚の乾燥を防ぐ」「皮膚を保護する」に相当します。アルコール消毒や水仕事のあとに使うことで、低下したバリア機能をサポートするかたちで手肌にうるおいをキープする助けになります。
石油由来成分が少なく、肌にやさしいアプローチ
クリーンビューティーのハンドクリームは、石油由来のミネラルオイルやパラベン、合成香料などをできるだけ使わずに作られているものが多いです。これらの成分に敏感な方や、小さなお子さまと一緒に使いたい方にとって、成分の透明性が高いアイテムを選べるという安心感はひとつのポイントになります。
香りのリラックス効果
植物性オイルを使ったハンドクリームには、精油(エッセンシャルオイル)や植物エキス由来の自然な香りのものも多くあります。合成香料と異なり、アロマとして楽しめるような香りが、ハンドケアのひとときを心地よい時間に変えてくれます。手を洗うたびにほっとひと息つける、そんな小さな習慣の積み重ねがセルフケアにもつながっていきます。
ヴィーガン・オーガニック対応のものが選びやすい
植物性オイルをベースにしたアイテムは、動物由来成分を使わないヴィーガンコスメや、オーガニック認証を取得したものも多く流通しています。自分の価値観に合ったアイテムを選びやすいのも、クリーンビューティーのハンドクリームならではの特徴です。
毎日のハンドケアに取り入れたい、クリーンビューティーな習慣
クリーンビューティーの考え方を手のケアに取り入れるうえで、アイテム選び以上に大切なのが「使うタイミングと習慣化」です。
こまめに塗ることが大切
手荒れが気になるときほど、一度にたっぷり塗ろうとする方がいますが、こまめに少量を重ねていく方が肌にうるおいをなじませやすいとされています。手洗いや水仕事のあと、アルコール消毒のあとなど、手肌が乾燥しやすいタイミングを意識して、その都度クリームやオイルを補ってあげましょう。
就寝前の集中ケア
一日の終わりに、少し多めのオイルやクリームを手になじませて眠る「ナイトケア」は、手肌の乾燥対策として取り入れやすい方法です。コットンの手袋と組み合わせることでより肌になじみやすくなるといわれており、朝起きたときのしっとり感を実感しやすいとされます。(あくまで肌を保護・うるおいを与える目的でのケアとなります)
季節の変わり目は要注意
春や秋など、気温と湿度が大きく変化する季節は、皮膚のコンディションが崩れやすくなりがちです。夏でもエアコンの効いた室内は乾燥しやすいため、季節を問わずハンドケアを習慣にしておくことが手肌を健やかに保つポイントになります。
成分表示を読む習慣を
クリーンビューティーを意識するなら、ハンドクリームを選ぶ際に成分表示を確認する習慣をつけてみましょう。成分は配合量の多い順に記載されているため、オイルや植物エキスが上位に並んでいるかどうかが、アイテムの特徴を知る手がかりになります。「全成分表示」に透明性があるブランドを選ぶことも、クリーンビューティーの楽しみのひとつです。
Ethical&SEA(エシカルシー)で、自分にやさしいハンドケアを
アルコール消毒や家事で知らず知らずのうちに手肌が乾燥してしまうのは、現代を生きる私たちに共通する悩みかもしれません。そんなとき、「何を使うか」を少し意識して選ぶことが、手肌を健やかに保つことへのアプローチになります。
尿素配合のクリームを否定するわけではありませんが、石油由来成分が気になる方や、よりナチュラルな原料でケアしたいと考えている方にとって、植物性オイルをベースにしたクリーンビューティーのハンドクリームは一度試してみる価値があります。
Ethical&SEA(エシカルシー)では、オーガニック・ヴィーガン・プラスチックフリーなどのテーマに沿ったセレクトのなかに、ハンドケアアイテムも充実しています。「何がいいかわからない」「自分の手肌に合うものを探したい」という方も、ぜひスタッフに気軽にご相談ください。店頭での丁寧なご案内はもちろん、オンラインでのお買い物も可能です。
毎日使うものだからこそ、自分にも地球にもやさしい選択を。Ethical&SEA(エシカルシー)で、あなたらしいハンドケアの習慣を見つけてみてください。





