Ethical&SEA(エシカルシー)が大切にしている「プラスチックフリー」

PLASTIC FREE

プラスチックは、今や現代の私たちには欠かせないものとなっています。

軽くて丈夫で安価なプラスチックはとっても便利ですが、便利な反面、環境へ与える影響も大きいのも事実です。

 

プラスチックをなるべく手放す選択をすることは、海の美しさや、海洋生物を守ることにつながり、わたしたちのミッションである“エシカルな生き方を広げ次の世代まで青い地球を残す”ことにとって、とても重要です。

 

Ethical&SEAは、プラスチックを使わない「プラスチックフリー」を大切にしています。

 

プラスチックはなぜいけないのか

では、具体的にどのような環境への影響があるのでしょうか。

いま地球が直面している問題について少しご紹介します。

①海洋プラスチックゴミの問題

街に捨てられたプラスチックゴミは、水路や河川に流れ出て海にたどりつき、海洋環境に悪影響を与えています。

環境省の調べによると、日本からは毎年2〜6万トンのプラスチックゴミが発生していると推測されています。

 

そしてなんと2050年には海にあるプラスチックゴミの量が魚の量を上回ってしまうとも言われています。

 

海に流れついたプラスチックゴミは、海洋生物が誤って飲み込んでしまい、海洋生物を傷つけ、有害物質が蓄積されるなどして生態系に影響を及ぼします。

 

マイクロプラスチックと呼ばれる紫外線や波の影響で小さくなったプラスチックゴミは回収することも困難です。マイクロプラスチックは、魚が飲み込んでしまうだけでなく、その魚を食べる人体へも悪影響を及ぼします。

 

②気候変動の問題

プラスチックが環境に与える影響は、ゴミの問題だけではありません。

 

プラスチックのほとんどは石油から作られており、作るとき、燃やすときにCO2を多く排出します。

CO2は地球温暖化への影響が大きい温室効果ガスとして知られていますが、そうした温室効果ガスの排出量を減らすことは地球全体の大きな課題となっています。

 

また、プラスチックは太陽光に晒され劣化すると、二酸化炭素よりもさらに温室効果があるメタンガスを発生させます。

 

プラスチックの使用量を減らすことで温暖化から地球を守ることができるのです。

 

わたしたちにもできる”プラスチックフリー”

 

エシカルアクションの中でも、プラスチックフリーは取り組みやすいものの一つです。

製品そのものやパッケージがプラスチックかどうかはなんとなくわかることも多いと思います。

ペットボトルや、その他プラスチック製容器包装にはそれぞれマークもついています。

安易にプラスチックを選択しない、ということがとても重要です。

 

・繰り返し使えるものを選ぶ

使い捨てではなく、繰り返し使えるものを選択することもプラスチックフリーです。

 

レジ袋を貰わずにエコバッグを使う、ペットボトル飲料を買わずに水筒を持参する、コンビニ弁当を買わずにお弁当を持参する、などがイメージしやすいかと思います。

これからゴミになるとわかっているプラスチックを極力買わない、という取り組みです。

 

レジ袋は有料になっていますので、プラスチックも使わない、お金もかからない、環境にもお財布にも優しい取り組みといえますね。

 

また、シリコーン製のストローやタンブラーなども取り入れやすいプラスチックフリーです。シリコーンは耐熱性や柔軟性にも優れているため「繰り返し使える」キッチン用品としても人気です。

 

・プラスチックを使っていないものを選ぶ

プラスチックではない素材のものを選ぶのもプラスチックフリーといえます。

スターバックスコーヒーのストローが紙ストローに変更されたことが印象にある人も多いのではないでしょうか。

 

また、リップクリームやチークなどのコスメのパッケージが紙製のものもあります。

 

そのほか、食品用ラップの代わりにみつろうラップもあります。プラスチックを使っておらず、繰り返し使える商品としては一度使ってみていただきたいアイテムです。

 

・リサイクル、アップサイクルのものを選ぶ

「使わない」ことが難しい場合は、リサイクルやアップサイクルされたものを選びましょう。

 

リサイクルは廃棄物を原材料やエネルギーとして再利用すること、アップサイクルは不用品を新しい製品に生まれ変わらせることです。

 

廃棄されたプラスチックから再生させた「再生プラスチック」や、微生物が分解してくれる「生分解性プラスチック」はプラスチックでも環境に比較的優しいプラスチックです。

日用品やペットボトル、コスメの容器などにも使用されています。

 

自治体によっては、ペットボトルや容器包装プラスチックだけでなく、製品プラスチックゴミも資源として回収しているところもあります。自治体のルールに従ってなるべく資源ごみとして出すようにしましょう。

 

Ethical&SEAで「プラスチックフリー」をはじめよう

 

Ethical&SEAではプラスチックゴミを減らすアイテムや、海洋プラスチックゴミをアップサイクルした商品、再生プラスチック、生分解性プラスチックを使用した商品を使用したアイテムを取り揃えています。

 

プラスチックやプラスチックゴミを減らすことに寄与する商品に、プラスチックフリー「PF」のマークを表記していますので、商品を選ぶときの参考にしていただけますと幸いです。

 

また、不定期ではありますが、神奈川県の片瀬西浜・鵠沼海水浴場でビーチクリーン活動を行っています。

「ビーチクリーン」は、準備のいらない気軽な環境保護活動として注目されています。エシカルやSDGsについて何かアクションを起こしたいと思いながらも、具体的に何をすればいいかわからないという方にとって、ビーチクリーンはまさに最適な活動です。

 

過去のイベントレポート:https://ethicalsea.com/news-list/%e7%ac%ac%ef%bc%97%e5%9b%9eethical%ef%bc%86sea%e4%b8%bb%e5%82%ac%e3%83%93%e3%83%bc%e3%83%81%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e6%b4%bb%e5%8b%95%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%ef%bc%9a%e6%b5%b7/

 

ホームページやインスタグラムなどでご案内いたしますので、ぜひチェックしてみてください。

 

塵も積もれば山となります。例えば毎日どこかしらで使っているプラスチックを一人が1日1つヘ減らすだけで、日本から毎日1億個のゴミが減り、1年で365億個のゴミが減ります。

 

プラスチックを完全にゼロにすることは難しいですが、プラスチックゴミを減らす取り組みはわたしたち一人ひとりにもできることであり、わたしたち一人ひとりが意識しないと成し得ないことでもあります。

 

Ethical&SEAが、ほんの少し意識が変わり、ほんの少し選択が変えられる助けとなれましたら幸いです。

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