SDGsとつながるエシカル。どんな目標に貢献しているの?

2026.01.07

毎日のお買い物やスキンケア、ファッション選びが、実は地球の未来につながっている。そんなふうに考えたことはありますか?

Ethical&SEA(エシカルシー)は、エシカルなアイテムを取りそろえるセレクトショップとして、”意志をもった選択をするきっかけ”を提供しています。わたしたちが扱う商品の多くは、オーガニック成分やプラスチックフリー、フェアトレードといった視点から選ばれたもの。そしてそれらは、SDGs(持続可能な開発目標)という世界共通のゴールと深くつながっています。

でも、「SDGsって何となく聞いたことはあるけど、正直よくわからない」「エシカルとどう関係しているの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。実は、日々の小さな選択の積み重ねが、SDGsの17の目標達成に向けた大きな一歩になっているんです。

今回は、SDGsとエシカルな暮らしの関係性について、わかりやすくお伝えしていきます。

SDGsって、そもそも何?

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。2015年に国連サミットで採択された、2030年までに達成すべき世界共通の目標で、17のゴールと169のターゲットから構成されています。

具体的には、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」といった社会課題から、「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」「気候変動に具体的な対策を」といった環境問題まで、幅広いテーマが含まれています。

参考:国際連合広報センター「SDGsとは?」

日本でも近年、企業や自治体、学校などでSDGsへの取り組みが広がっていますが、実は私たち一人ひとりの日常の選択も、この目標達成に大きく関わっているのです。

2030年という目標達成の年まで、もうあと5年ほどしかありません。だからこそ、今この瞬間からできることを始めることが、これまで以上に重要になってきています。

エシカル消費とSDGsのつながり

エシカル消費とは、「人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノを購入・消費すること」を指します。

参考:一般社団法人エシカル協会

たとえば、オーガニックコットンのTシャツを選ぶこと。フェアトレードのチョコレートを買うこと。プラスチックフリーの日用品を使うこと。こうした選択は、すべてエシカル消費の一部です。

そして、これらの行動は、SDGsの複数の目標に直結しています。オーガニック製品を選ぶことは「つくる責任 つかう責任(目標12)」に、フェアトレード商品を買うことは「貧困をなくそう(目標1)」や「働きがいも経済成長も(目標8)」に、プラスチックフリー商品を使うことは「海の豊かさを守ろう(目標14)」に貢献しているのです。

消費者庁のデータによると、エシカル消費への関心は2016年から2019年にかけて約64%増加し、実際にエシカル消費を経験した人も25%増加しています。日本国内でも、少しずつエシカル消費への関心が高まっている状況が見て取れます。

エシカル消費の素晴らしいところは、「誰かのために我慢する」のではなく、「自分にとっても心地よい選択」ができることです。肌にやさしいオーガニックコスメは、使っていて気持ちがいい。環境に配慮した商品を選ぶと、なんだか心が満たされる。そんな自分自身の幸せと、社会や地球の幸せが重なる場所に、エシカル消費があるのです。

エシカルな選択が貢献するSDGsの目標

では、具体的にどのようなエシカルな選択が、どのSDGs目標につながるのでしょうか。いくつかの例を見ていきましょう。

オーガニック成分配合の商品を選ぶこと

オーガニック認証を受けた商品は、化学農薬や化学肥料を使わずに栽培された原料を使用しています。これは、土壌や水質の汚染を防ぎ、生態系を守ることにつながります。また、生産者の健康を守り、持続可能な農業を支援することにも貢献します。

これは、SDGsの「陸の豊かさも守ろう(目標15)」「つくる責任 つかう責任(目標12)」「すべての人に健康と福祉を(目標3)」といった目標と深く関わっています。

オーガニック農法は、土壌に栄養を蓄え、微生物や昆虫などの多様な生態系を育みます。化学農薬を使わないことで、農地周辺の川や海への汚染も防ぐことができます。つまり、オーガニック成分配合のスキンケアを選ぶという行為は、あなたの肌をすこやかに保つだけでなく、遠く離れた農地の土や水、そこに暮らす生き物たちを守ることにもつながっているのです。

プラスチックフリーの商品を選ぶこと

プラスチックは環境を著しく悪化させていることが昨今注目されています。海洋プラスチックごみの問題は深刻で、2050年にはごみの量が魚の量を超えるという予測もあるほどです。

プラスチックの使用を減らすことで、自然に帰らないごみを削減し、海と人の健康を守ることができます。これは「海の豊かさを守ろう(目標14)」「陸の豊かさも守ろう(目標15)」に直結します。

また、最近の研究では、私たちは毎週クレジットカード1枚相当のマイクロプラスチックを摂取しているという報告もあり、プラスチックフリーの選択は自分自身の健康を守ることにもつながります。

プラスチック製品の多くは石油から作られており、製造過程でもCO2が発生します。プラスチックフリーの選択は、気候変動対策にも貢献しているのです。

フェアトレード商品を選ぶこと

フェアトレードとは、開発途上国の生産者に正当な対価を支払う仕組みです。適切な報酬は、生産者の生活を安定させ、子どもたちの教育機会を増やし、地域の持続可能な発展につながります。

これは、「貧困をなくそう(目標1)」「働きがいも経済成長も(目標8)」「人や国の不平等をなくそう(目標10)」といった目標に貢献します。

世界の子どもの10人に1人が労働に従事しているという現実があります。フェアトレードの仕組みは、生産者の生活を安定させることで、子どもたちが教育を受ける機会を増やし、貧困の連鎖を断ち切る力を持っています。

あなたが選んだ一つの商品が、遠く離れた国の子どもの笑顔につながっているかもしれません。そう考えると、お買い物がもっと意味のある、心温まる時間になりませんか?

ヴィーガン商品を選ぶこと

日常生活において動物由来のものを控えることで、動物の命と地球の環境に配慮することができます。畜産業は、温室効果ガスの排出や森林伐採の大きな要因の一つとされており、植物由来の選択肢を増やすことは環境負荷の軽減につながります。

これは「気候変動に具体的な対策を(目標13)」「陸の豊かさも守ろう(目標15)」に関連しています。

過去30年間で日本5つ分の森林が消失したという報告もあります。その多くは、畜産のための土地開発が原因です。植物由来の商品を選ぶことは、森林を守り、そこに暮らす生き物たちの家を守ることにつながります。

国産のものを選ぶこと

国産のものを購入することで、輸送にかかるCO2排出による環境汚染の抑制につながります。また、地域経済の活性化や、伝統的な技術の継承にも貢献します。

これは「気候変動に具体的な対策を(目標13)」「住み続けられるまちづくりを(目標11)」につながります。

日本には、昔から受け継がれてきた伝統的な製法や技術があります。国産の商品を選ぶことは、そうした技術を守り、次の世代へとつなぐことにもなるのです。

世界と日本のエシカル市場の現状

エシカル消費への関心は、世界的に高まっています。

イギリスの小売大手Co-Opのデータによると、英国内におけるエシカル消費の市場規模は2021年にかけて1,220億ポンド(約19兆円相当)に達しました。この額は、日本のコロナ禍(2020年)の外食市場規模全体で18兆円を超える規模です。また、エシカルな化粧品の売上高は前年より11%増加して約10億ポンドになっています。

一方、日本のエシカル市場はまだ発展途上ですが、確実に成長しています。オーガニックコスメ市場だけを見ても、年間成長率5.0%で推移しており、市場規模は1,330億円に達しています。コスメ市場全体が2.3兆円であることを考えると、まだまだ拡大の余地があると言えるでしょう。

欧米と比べると、日本のエシカル市場はまだ小さいかもしれません。でも、それは逆に言えば、これから大きく成長する可能性を秘めているということ。あなたの選択が、この市場を育て、より多くのエシカルな商品が身近になる未来をつくっていくのです。

エシカル消費を実践する上での課題

エシカル消費への関心は高まっているものの、実際に行動に移す上でいくつかの課題も存在しています。

多くの人が感じている課題として、「わかりづらい」「何をしていいかわからない」「気軽に買える場所がない」「価格が高い」といった声があります。

確かに、エシカルな商品は、環境や社会に配慮した生産方法を取っているため、一般的な商品よりも価格が高くなる傾向があります。また、どの商品がエシカルなのか、どのような基準で選べばいいのかが分かりにくいという問題もあります。

しかし、これらの課題は少しずつ解決に向かっています。エシカルな商品を扱う店舗が増え、オンラインでも気軽に購入できるようになってきました。また、認証マークや分かりやすい表示によって、消費者が選びやすい環境も整いつつあります。

価格については、長期的な視点で考えることも大切です。少し価格が高くても、肌にやさしく長く使える商品は、結果的にコストパフォーマンスが良いこともあります。そして何より、その商品を選ぶことで得られる心の満足感は、価格以上の価値があるのではないでしょうか。

日常でできる小さな一歩

エシカル消費と聞くと、何か特別なことをしなければいけないように感じるかもしれません。でも、実はとても身近なところから始められます。

たとえば、化粧水を選ぶとき。今まで何となく選んでいたものを、オーガニック成分配合のものに変えてみる。それだけで、あなたはエシカル消費の実践者です。

リップクリームを買うとき。プラスチック容器ではなく、紙や金属の容器に入ったものを選んでみる。これも立派なエシカルな選択です。

マイバッグを持ち歩く、マイボトルを使う、詰め替え商品を選ぶ。こうした小さな習慣の一つひとつが、SDGsの目標達成に向けた一歩なのです。

完璧を目指す必要はありません。できることから、無理なく、楽しみながら始めてみる。そんな軽やかな気持ちで、エシカルな暮らしを取り入れてみてください。

一人ひとりの選択が未来をつくる

SDGsは壮大な目標に見えるかもしれません。でも、実は私たち一人ひとりの日常の選択が、その達成に向けた大きな力になっているのです。

「我々は7世代先の子どもたちのために、今なにをしなければならないか考えて行動する」

これは、ネイティブアメリカンが大切にしてきた価値観です。彼らのように世代を超えた子孫に想いを馳せ、今この瞬間の選択をしていく。そんな独りよがりでない選択をしている自分って、なんだかちょっと豊かで素敵じゃありませんか?

スキンケア商品を選ぶとき、日用品を買うとき、少しだけ立ち止まって考えてみてください。この商品は、どんな想いで作られているのか。どんな未来につながっているのか。

エシカルな選択は、決して難しいものではありません。肌をすこやかに保つためのスキンケアを選ぶついでに、地球にもやさしい選択をする。それだけで、あなたはSDGsの目標達成に貢献しているのです。

一人が一つの当たり前を変えることが、本質的なエシカル消費につながり、未来への投資になります。あなたの選択が、次の世代、そのまた次の世代へとつながっていく。そう考えると、毎日のお買い物が、もっと意味のある、ワクワクする時間になりませんか?

あなたにとって気持ちのよい、意志を持った選択が、あなたの生活をより豊かにするものと信じて。そして、その選択の先に、美しい未来が広がっていることを知ってほしいのです。

Ethical&SEA(エシカルシー)では、オーガニック成分配合のスキンケアやプラスチックフリーのアイテム、フェアトレード商品など、さまざまなエシカルな商品を取り揃えています。全国の店舗やオンラインストアで、あなたの「意志ある選択」をサポートいたします。

身近な場所にありながら、おしゃれでこだわりの商品がそろう。豊富なアイテムから選ぶ楽しみ、使う楽しみを感じながら、日々のお買い物で自分や周りの暮らしを豊かにしていく。そんな体験を、ぜひEthical&SEA(エシカルシー)で見つけてください。

エシカルな暮らしの第一歩を、今日から始めてみませんか。

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